インプラントの落とし穴、インプラント周囲炎
インプラント治療を受けたあとには、自宅でのセルフケアと歯科での定期的なメンテナンスが重要となります。
なぜなら、インプラント周囲炎という疾患を発症してしまうリスクがあるためです。以下では、インプラント周囲炎の症状やその予防法についてご紹介します。
■歯周病よりも怖いインプラント周囲炎
インプラント周囲炎を発症するメカニズムは歯周病を発症するメカニズムと似ています。ただし、インプラント周囲炎の方が大きなトラブルとなる確率は高いとされています。
インプラント周囲炎は、インプラントを埋め込んだ部位に歯垢が蓄積されることによって発症するといわれています。歯垢は雑菌が固まったもので、歯と歯の隙間や歯と歯茎の隙間などに溜まりやすいという特徴があります。インプラント自体は無機物であり、虫歯などのトラブルとは無縁ですが、その周囲の歯肉のトラブルが起こる可能性は0ではありません。その点を認識せずに放置しておくと、インプラント周囲炎のリスクは高くなります。
インプラント周囲炎になると、埋め込んだ部位の骨にまで雑菌が感染し、徐々に溶けていきます。そうなれば、さらなるトラブルへと発展してしまうこともあります。
では、このように危険性の高いインプラント周囲炎を防ぐためには、どうすればよいのでしょうか。
■自宅でのセルフケアと歯科でのメンテナンス
まず、欠かせないのが自宅でのセルフケアです。歯垢を除去するためには歯磨きはもちろん、デンタルフロスやデンタルリンスを利用することが効果的とされています。
大まかな歯垢は歯磨きだけで除去することができますが、歯と歯の隙間や歯と歯茎の隙間などの歯垢を除去するには不十分です。そこで、活躍するのがデンタルフロスです。デンタルフロスは糸状で、隙間の歯垢を除去しやすい形状となっています。デンタルフロスを用いることで歯垢除去率が20%近くも高まる、という調査結果もあります。それに加えて、デンタルリンスで口内をゆすぐことにより、歯垢の発生を大幅に防ぐことができます。また口内全体を清潔に保ち、口臭予防をすることもできます。
次に欠かせないのが、歯科でのメンテナンスです。歯科ではインプラント周りの歯垢の除去だけでなく、調整も行います。インプラントと歯茎の間に隙間があると雑菌が入り込みやすくなり、周囲炎のリスクが増してしまいます。歯科ではそういった微調整も行ってくれるため、周囲炎を予防するためには欠かせないのです。
■トラブルを未然に防ごう
インプラント周囲炎を予防するためには、自宅と歯科でのケアが欠かせません。大阪にてメンテナンスを希望する方は、大阪T.T.C梅田歯科医院へとご用命ください。
大阪、大阪近郊の方のご利用を心よりお待ちしております。
当院は土日・正月はお休みですが、グループ医院の布施・大阪ドームシティの医院で診療が可能です。
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